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PEOPLE 05

PEOPLE 05

総務部会計課契約・経理室

室長  M.S.

採用年月:1998年4月採用
出身学部:法学部法律学科

現在の職務内容

契約・経理なくして組織なし

 契約・経理室は、振興会内の各課の業務運営に必要となる物品やシステム、役務等の調達やそれに係る契約事務、経費執行に係る経理事務、建物や設備・備品の管理等の業務を担当する部署です。コロナ渦で大きく変わった業務環境(在宅勤務やテレビ会議など)の整備のために、会内全体で必要とする感染症対策物品や機器の調達、事務室のレイアウト変更なども行いました。2019年度に室長代理、2020年度から室長として契約・経理室の業務を統括しています。
 振興会の予算は国民の税金を原資としていますので、契約手続きや予算執行にあたり様々な法律や規程に沿って適切に行う必要があります。学術振興に直接的に関わる仕事ではありませんが、各課の業務運営を支える非常に重要な役割であり、組織の中の「縁の下の力持ち」としてやりがいを感じています。

JSPSを志望した理由

「学術」という切り口の国際協力

 国際協力に携わる仕事がしたくて、政府開発援助を実施する機関への就職を考えていましたが叶わず、たまたま実家に帰省した際に家族(大学関係者でした)から「ガクシン」という機関があるということを教えてもらい、存在を知りました。調べると学術の国際交流事業を実施しており、「学術」という切り口の国際協力の仕事もおもしろそうだなと興味がわきました。
 役員面接では年配のおじさま方がズラリと並び、とても緊張したことだけを覚えています。聞かれたことも答えたことも何一つ記憶に残っていません(笑)。
 採用後は、希望通り国際事業を担当することができ、「「学術」という切り口の国際協力もおもしろそう」という予想は確信に変わりました。

業務において印象的だった出来事

組織として仕事をする

 係員時代は自分の担当事業で研究者や機関から提出された報告書を読み、振興会からの支援に対する感謝の言葉を多々いただけることがとにかくうれしかったことが印象に残っています。若い頃の「初心」ですが、やはり振興会業務の社会貢献度の高さは、今も仕事をする上でのモチベーションになっています。
 主任や係長になってからは、係という「チーム全体」として業務を行うことを意識し、係内の情報共有やコミュニケーションを密にすることを心がけてきました。自分も含めて育児と両立させる職員も多くいたため、突発的な休みや早退に備えるため、係内における業務進捗状況の共有は欠かせませんでした。今は室長という立場で、後輩や若手職員の育成とともに、課内の職員が仕事をしやすい環境作りを意識しながら日々の業務を行っています。

就職活動中の方へのメッセージ

多様なキャリアステップ

 2018年から約2年半、国立大学の国際協力担当部署の係長として出向しました。大学での業務は、振興会で支援する国際協力事業のまさに「現場」であり、非常に有益な経験をすることができました。また、外に出ることで振興会を客観的にとらえることもできました。私自身は未経験ですが、海外センターへの赴任や文部科学省へ出向する職員もいます。このような形でキャリアを積めることも魅力の一つです。

休日の過ごし方

 子供が3人おり、息子のサッカーの試合の応援、娘の習い事の付き添い、そして今年度役員を務めているPTAの会議やイベントの打合せなどで、休日もあっという間に過ぎていきます。忙しい一方で、仕事とはまた異なるママ友・パパ友とのつながりが貴重な情報交換と息抜きにもなっています。
 平日は買い物に行けないので、1週間分の夕飯の献立を考え、宅配では足りない食料品の買い出しも週末の大事な仕事です。週一の宅配、超大容量の冷蔵庫、一升炊きの炊飯器は、仕事中心の平日の生活を支える三種の神器です(笑)。

職歴/略歴

MY CAREER

1998年4月
国際事業部地域交流課にてアジア諸国との学術交流事業を担当
2000年10月
総務部主計課にて運営費交付金の執行管理を担当
2001年11月
英国での語学研修
2002年11月
国際事業部内の複数課において各国との二国間・多国間の協力事業やHOPEミーティング等の国際会議を担当
2016年4月
研究事業部研究事業課にて世界トップレベル研究拠点プログラム(WPIプログラム)を担当
2016年11月
東京海洋大学国際・研究協力課へ出向
2019年4月
総務部会計課契約・経理室(現職)