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PEOPLE 13

PEOPLE 13

国際統括本部国際企画部人物交流課

係員  T.N.

採用年月:2015年4月採用
出身学部:総合文化研究科広域科学専攻(修士課程修了)

現在の職務内容

外国人研究者の受入に携わる日々

 人物交流課では、海外からの研究者の受入を促進する事業を行っています。中でも私が所属している係では、諸外国の若手研究者に対し日本の研究機関で受入研究者の指導のもと共同して研究する機会を提供する、「外国人特別研究員事業」を実施しています。外国人研究者と直接関わるのは受入研究者や受入研究機関の事務ご担当者、同じ研究室の方々ですが、私たちは外国人研究者が来日中に研究に専念できるよう、往復の航空券等や滞在費をはじめとする経費の過不足のない支給に係る業務をはじめとする、来日前から帰国までに必要な諸手続の対応を行っています。
 その他、新型コロナウイルスの水際対策等に関連する業務を行っています。

JSPSを志望した理由

先輩が口にしていた”学振”

 学生の頃、同じ研究室や他の研究室の先輩から「学振」という単語を聞く事が何度かあり、内容を聞くと「学振」というのは特別研究員事業のことを指していることがわかりました。その後学振は、特別研究員事業だけではなく、科研費など我が国の学術の振興に係る様々な事業を担っていることを知りました。進路を考える中で、修士課程までの研究生活は楽しかったので、必ずしも自分が研究しない場合でも、何らかの形で研究に関わる仕事がしたいと思っていました。同じ頃に、若手研究者のキャリアの見通しが不透明となっていることや、「役に立つ」研究でなければ研究費が下りにくいなど、研究者を取り巻く状況が厳しいことを知り、研究者の支援、広くは学術の振興を担っている機関で働きたいと考え、本会を志望しました。

業務において印象的だった出来事

他の研究室の外国人学生を見かけて

 学生の頃、他の研究室に外国人学生がいるのを見かけることが何度かありました。自分の所属する研究室にも外国人学生がいたら、他言語で、研究のほか文化や生まれ育った環境などいろいろな事柄について聞くことができたりと、非常に有意義なだけでなく単純に楽しそうで、とても羨ましく思っていました。
 その外国人学生が外国人特別研究員として来日していた人だったかは分かりませんが、外国人特別研究員事業は、本人のみならず、受入研究機関で関わる多くの方々にも良い刺激になっている面が多いのではないかと思います。現在の部署に配属されてからまだ日が浅いですが、そのような業務に携われていることにやりがいと責任を感じます。

就職活動中の方へのメッセージ

さまざまな事業をいろいろな経歴をもつ人と共に

 「学振」と聞くと上述の特別研究員事業や、科研費事業くらいの印象しかない方が多いのではないかと思いますが、学振全体では多岐にわたる事業を担っています。文部科学省や全国の大学との人事交流も盛んで、およそ数年ごとに異動があります。もう少しこの部署にいたかったのにと思うこともあるかもしれませんが、いろいろな事業でいろいろな経歴を持つ職員と共に仕事をしながら、研究者、広い意味では学術の振興に携わることができると思います。

SCHEDULE

ある一日のスケジュール

  • 9:30

    出勤

    メールや一日のスケジュールをチェックします。

  • 10:00

    問い合わせ対応

    各所からの問い合わせの電話・メールへの対応をします。

  • 12:00

    お昼

    外で食べたり、コンビニで買って食べています。

  • 13:30

    打ち合わせ

    文部科学省とのオンライン打ち合わせに出席します。

  • 15:00

    書類の整理

    決裁をとる必要のある書類の準備などをします。

  • 16:00

    書類確認

    提出された書類の確認等をします。

  • 18:00

    退勤

    時期によっては数時間程度残業することもあります。

職歴/略歴

MY CAREER

2015年4月
人材育成事業部大学連携課(博士課程教育リーデングプログラム事業を担当)
2017年4月
総務企画部会計課(会計業務を担当)
2019年5月
経営企画部情報企画課(広報業務を担当)
2021年10月
国際企画部人物交流課(外国人特別研究員事業を担当)