PEOPLE 10

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ロンドン研究連絡センター

副センター長  K.Y.

採用年月:2007年4月採用
出身学部:農学生命科学研究科(修士過程修了)

現在の職務内容

日英学術交流の拠点

 現在は日本学術振興会の海外研究連絡センターの一つ、ロンドン研究連絡センターで副センター長の職についております。センターの任務として、学術の国際交流の促進のため、主として日本の大学等研究機関の英国での活動(イベントの開催、教職員の受入れ)の支援、英国の日本人研究者や日本学術振興会の国際事業に参加した経験のある英国の研究者をはじめとした英国の研究者との交流・ネットワーク形成や、英国の学術機関等との協力によるシンポジウムなどの開催、英国の学術情報の収集などを行うほか、海外研究連絡センターの運営のための諸業務を行っております。2021年12月現在はCOVID-19の影響から、イベントはオンライン開催が主となっております。

JSPSを志望した理由

研究と研究支援

 研究や科学技術関係の職業に興味がありまして、当時博士課程への進学と就職の両方を考えておりました。修士課程では微生物についての研究をしておりまして、引き続き大学院で専門分野の研究を続けることにも興味がありながら、企業等の技術・研究職も探しておりましたところ、「研究(者)を支援する」職業もあるということを見つけて興味を持ち、日本学術振興会に応募いたしました。就職活動については、採用試験の前に、実験の不手際から利き手を負傷してしまったため、採点する方に回答を判読していただけるのか不安でしたので、採用いただけた際には嬉しかったと同時に驚いたことを覚えています。

業務において印象的だった出来事

適切・公正な審査を目指して

 これまでに日本学術振興会で実施されている様々な事業の審査に関する業務を担当いたしましたが、どの事業においても専門的見地から応募内容を精査した審査が行われており、お忙しい中審査をご担当いただいている有識者の先生方には頭が下がる思いです。2020年はCOVID-19の影響で通常通りの審査会の開催が難しくなり、応募された方々に不利益にならないように問題なく審査が行われるよう、担当部署総出で対応に当たりました。今後も日本学術振興会で行われている科学技術の発展のための事業が、貴重な税金を投じる意義のある事業であることを示せるよう、努力して参ります。

就職活動中の方へのメッセージ

学術の発展に貢献できます

 日本学術振興会の業務について、職務内容は地味と言えるかもしれませんが、日々の生活水準の向上にも将来確実に貢献する、科学技術の発展を下支えする大切な仕事です。もし東京で学術の支援・発展に関する業務に興味がございましたら、ぜひ選択肢の一つとして考慮に入れていただければと思います。

職歴/略歴

MY CAREER

2007年4月
総務部研究者養成課(特別研究員事業の審査業務)
2008年7月
国際事業部地域交流課(論博事業に関する業務)
2009年4月
研究事業部研究事業課(グローバルCOE等に関する審査業務)
2013年4月
国際事業部人物交流課(外国人特別研究員に関する業務)
2016年8月
国際事業部国際企画課(国際事業に関する庶務)
2018年4月
研究事業部研究助成第一課(科研費の審査業務)
2021年4月
監査・研究公正室(会内の監査業務)