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PEOPLE 17

PEOPLE 17

国際統括本部国際企画部人物交流課

係員  T.K.

採用年月:2021年4月採用
最終学歴:人文社会系研究科(修士課程修了)

現在の職務内容

外国人研究者のインタビュー

 2023年11月に佐賀大学を訪問し、外国人特別研究員(一般)及び日本側受入研究者へインタビューを実施しました。10月初旬に両先生へインタビューの依頼メールを送り、承諾が取れた後、質問項目を作成しました。質問項目を作成する際は、まずは下書き(日本語)を作成し、課内から修正やコメントを募り、最後に翻訳担当の職員に英訳していただきました。
 これまでのインタビューは上司や同僚と一緒に実施していたのですが、今回は独りで実施することになったため、両先生と上手く英語でコミュニケーションが取れるか不安でした。そのため不安を少しでも解消できるよう英語の勉強に努めました。
 勉強の甲斐もあってインタビューは終始和やかに進行し、申請及び来日手続きの実情等、本会で勤務するだけでは中々知ることができない貴重なお話をお聞きすることができ、非常に有意義な時間だったと実感しております。

JSPSを志望した理由

色々な人との出会いが本会へ

 学部生の時に所属していた合気道部にて稽古の場所や道具を手配する業務を担当していた経験から、組織や人を支える「縁の下の力持ち」のような仕事がしたいと考えていました。ただ、修士課程まで研究を続けたいと思っていたため、学部生の時点では業界や業種を具体的に絞っていませんでした。
 研究は修士課程までと決めて進学したものの、研究と就職活動の両方が上手くいかず投げ出しそうになった時、指導教員が𠮟咤激励してくださってどちらも無事に終えることができました。この時の経験から研究者を支える仕事がしたいと思うようになりました。
 大学や他の資金配分機関も調べていましたが、本会をOG訪問した際に対応してくださった先輩の人柄が良く、人間関係が良好という印象を受けたため、本会を強く志望するようになりました。最終面接では最後の質問で頭が真っ白になり思わず天井を見上げましたが、なんとか合格することができました。

業務において印象的だった出来事

ロンドン出張

 2023年4月に、ロンドンへ出張しました。それまで国外どころか国内すら出張したことがなかったため、出張の手続きについて会計課の同期に何度も相談しました(気軽に相談できる同期の存在は本当にありがたいです。)。
 出張では英国の学術振興機関と意見交換を行いました。意見交換では「Newton International Fellowships」等、英国が実施する外国人研究者招へい事業について学ぶことができ、本会の外国人研究者招へい事業と比較するいい機会になりました。また、本会のロンドンセンターにて来日前の外国人研究者向けにオリエンテーションが開催され、私は外国人特別研究員(サマー・プログラム)に関するプレゼンを行いました。対外的にプレゼンする機会は初めてでしたので非常に緊張しましたが、出張前に練習した甲斐もあって無事に終えることができました。懇親会では多くの外国人研究者と交流し、来日前の期待感や熱量を直に感じることができました。ある外国人特別研究員(サマー・プログラム)と日本での研究や生活について盛り上がったことを覚えております。後日談として、前述の外国人特別研究員(サマー・プログラム)が2か月間の日本滞在を終えて帰国する直前に再会することができました。非常に充実した2か月だったと話してくれて、大変うれしかったです。
 多くの外国人研究者に外国人研究者招へい事業へ興味を持ってもらえるよう、より一層広報活動に注力します。

就職活動中の方へのメッセージ

英語はなんとかなる

 業務で英語を使用する場面はメールや資料の作成、海外の学術振興機関との意見交換、外国人研究者のインタビュー等、多岐にわたります(たまに外国人研究者から電話がかかってくることもあります。)。学生時代はあまり英語を勉強しなかったため、2022年4月から2023年10月まで本会の語学研修を利用し、現在は自費で語学学校に通っています。英語に自信のある方はもちろんですが、自信のない方でも、本会は英語を勉強できる環境が整っていますので、ぜひ国際系の業務に関心を持っていただけるとうれしいです。

様々な国際イベント

 人物交流課に所属していると、同じ国際企画部である国際企画課から様々な国際イベントの案内があります。英語を使用する機会を増やすため、例えば以下のイベントに参加しました。

  • 2023年7月27日 India’s Presidency: Science20 Important Developments and Initiatives(在日インド大使館)
    G20に関連する科学技術イベントです。インドの大使館関係者や企業の方々と交流しました。
  • 2023年11月8日 研究評価に関する国際シンポジウム―研究評価改革に関する国際動向―(日本科学未来館)
    イベントの終了後にカナダの学術振興機関(外国人特別研究員の推薦機関)の方へ挨拶しました。

SCHEDULE

ある一日のスケジュール

  • 9:00

    出勤

    メールを確認し、その日やることをリストアップします。

  • 10:30

    アンケートの集計

    外国人特別研究員(サマー・プログラム)と日本側受入研究者のアンケート結果をエクセルで集計します。
    学生時代はあまりエクセルを使用しなかったため、入職後に勉強しました。

  • 12:00

    お昼

    近隣のお弁当屋さんで昼食を買っています。
    徒歩5分ほどのところにあるため、ちょっとした散歩でいい気分転換になります。

  • 13:00

    資料の修正

    外国人特別研究員(サマー・プログラム)の実績(資料)を本会のWebサイトに公開します。
    公開する前に上司に確認していただき、指示された箇所を修正します。

  • 15:00

    プレゼンの練習

    ドイツの学術振興機関が本会を訪問し、私は外国人研究者招へい事業をプレゼンします。
    ぶっつけ本番ではなく、事前に本会参加者で集まってプレゼンの練習を行います。

  • 17:45

    退勤

    出張直前の時期は準備のため残業する日もあります。

職歴/略歴

MY CAREER

2021年4月
国際統括本部国際企画部人物交流課(外国人招へい研究者及び課の庶務を担当)
2023年4月
国際統括本部国際企画部人物交流課(外国人特別研究員(サマー・プログラム)を担当)